Reference
参考文献&リンク
2007/12/30  

■ Homeに戻る↑ 
  1. 参考文献
  2. 関連リンク
  3. マックスウェルの悪魔関連作品
  4. WEB素材
参考文献、書籍、サイトを集めました。
半分は 「私の使った教科書リスト」 になってしまいました。
・リスト中のカッコはそれぞれ、[著者] (年月) {出版社} を表しています。

   参考文献

◆ Maxwell's Demon: Entropy, Information, Computing [Harvey S. Leff, Andrew F. Rex] {Princeton Series in Physics}
マックスウェルの悪魔に関する論文集です。 これ1冊で主要どころはひととおりカバーされています。
・On the decrease of entropy in a thermodynamic system by the intervention of intelligent beings [L.Szilard] (1929)
・Maxwell's demon cannot operate: Information and entropy. I [L.Brillouin] (1951)
・Irreversibility and heat Generation in the Computing Process [R.Landauer] (1961)
・The thermodynamics of computation - a review [C.H.Bennett] (1982)

◆ STUDIES OF NON LINEAR PROBLEMS Document LA-1940 [E.Fermi, J.Pasta, S.Ulam] (May 1955)
計算機シミュレーションの元祖とも言われる FPU実験。

◆ On Computable Numbers, with an Application to the Entschedungs Problem [A.M.Turing] (Nov,1936)
コンピュータの原型となる記念碑的論文。

◆ Computing machinery and intelligence [A.M.Turing] (Oct,1950)
「チューリング・ゲーム」。 これは本論には直接関係ないのですが、人工知能を語るとき必ず引き合いに出される、興味深い内容です。

◆ The maximum speed of dynamical evolution [Norman Margolus, Lev B. Levitin] (1998)
計算速度の上限について述べたもの。内容は量子論に基づく。マーゴラス・レヴィティンの定理。
直訳したものを >> こちらに 置きました。

◆ Protein motors and Maxwell's demons: does mechanochemical transduction involve a thermal ratchet? [Vale, R. D., and F. Oosawa] (1990)
ベール大澤モデル、筋肉熱揺らぎ説の火付け役。

◆ 日経サイエンスの記事
 ・計算の物理的な限界はあるか [C.H.ベネット/R.ランダウアー] (1985年 9月号)
 ・悪魔とエンジンと第二法則 [C.H.ベネット] (1988年 1月号)
 ・Making molecules into motors [R.Dean Astumian] (JULY 2001)
 ・ブラウン運動を巧みに使う筋肉分子 [柳田敏雄] (2001年 10月号)

◆ 物理入門コース2 解析力学 [小出昭一郎] {岩波}
◆ 物理入門コース8 統計力学 [戸田盛和] {岩波}
私はこのシリーズで物理を学びました。

◆ 量子力学を学ぶための解析力学入門 [高橋康] {講談社サイエンティフィク}
解析力学の要所が押さえられており、理解に役立つ。

◆ 熱力学 ― 現代的な視点から {培風館、新物理学シリーズ 32} [田崎晴明]
「見通しよくかつ論理的に」再構成された熱力学。現代の名著。

◆ 共立全書11 統計力学 [久保亮五] {共立出版}
簡にして要を突いた教科書。量子統計から入るのだが、かえってその方がわかりやすい。(有名な演習書の方ではありません)
◆ 統計力学入門 -愚問からのアプローチ [高橋康] {講談社サイエンティフィク}
統計力学の基礎部分が、率直な感じに語られている。
◆ 物理のキーポイント3 キーポイント熱・統計力学 [相沢洋二] {岩波}

◆ ファインマン物理学 第2巻 光・熱・波動 [R.ファインマン] {岩波}
言わずとしれた物理学の教科書。ファインマンズ・ラチェット、独特の切り口から迫る熱・統計物理。
◆ ファインマン計算機科学 [R.ファインマン] {岩波}
全体を通じて、最も参考にしたのはこの本です。
>> 1冊読むならこれ

◆ サイバネティクス 第2版 [N・ウィーナー] {岩波}
◆ 科学と情報理論 [L・ブルリアン] {みすず書房}
◆ 基礎物理学選書15 情報理論 [佐藤洋] {裳華房}
◆ 例にもとづく情報理論入門 [大石進一] {講談社サイエンティフィク}

◆ エントロピーと秩序―熱力学第二法則への招待 [アトキンス] {日経サイエンス社}
◆ エントロピー入門―地球・情報・社会への適用 [杉本大一郎] {中公新書}
◆ 化学モノグラフ25 エネルギーとエントロピー [寺元英] {化学同人}
私が最初に本格的にエントロピーを学んだ本。1976年版と、けっこう古い。

◆ 現代物理学の基礎9 生命の物理 [大沢文夫、寺本英] {岩波}

◆ マックスウェルの悪魔 [都筑卓司] {講談社ブルーバックス}
>> このサイトができるまで にも記した通り、私がマックスウェルの悪魔への興味を抱くきっかけとなった本です。
◆ 不確定性原理 [都筑卓司] {講談社ブルーバックス}
◆ なっとくする熱力学 [都筑卓司] {講談社サイエンティフィク}
◆ なっとくする統計力学 [都筑卓司] {講談社サイエンティフィク}

◆ 熱とは何だろう [竹内薫] {講談社ブルーバックス}
”マックスウェルの悪魔21”という章で、シラードからベネットに至る道程が紹介されている。
この竹内薫という方も、難解な現代物理をわかりやすく語る名人。啓蒙書多数あり。

◆ NEW SCIENCE AGE 25 エントロピーのめがね [戸田盛和] {岩波}
◆ NEW SCIENCE AGE 46 カオス - 混沌の中の秩序 [戸田盛和] {岩波}
一番わかりやすいエントロピーとカオスの本。

◆ 物理学One Point 27 ブラウン運動 [米沢富美子] {共立出版}

◆ 物理数学の直感的方法 [長沼伸一郎] {通商産業研究社}
エントロピーの説明がこの上なく分かりやすい。あと解析力学も。

◆ 永久運動の夢 [A・オードヒューム] {朝日選書}

◆ カルノー・熱機関の研究 [サジ カルノー] {みすず書房}
熱力学の原点。
◆ 物理学古典論文叢書5 気体分子運動論 [J.C.Maxwell他] {東海大学出版}

◆ 混沌からの秩序 [I.プリゴジン、I.スタンジェール] {みすず書房}
◆ 存在から発展へ―物理科学における時間と多様性 [I.プリゴジン] {みすず書房}
◆ 構造・安定性・ゆらぎ : その熱力学的理論 [P.グランスドルフ、I.プリゴジン] {みすず書房}

◆ カオスとフラクタル―非線形の不思議 [山口昌哉] {講談社ブルーバックス}

◆ エルゴード性とは何か [中野藤生・服部真澄] {パリティ物理学コース クローズアップ}
◆ 筋肉の動きを探る [御橋 広真] {パリティ物理学コース クローズアップ}
◆ 生物物理から見た生命像 ナノ・ピコスペースのイメージング [柳田敏雄、石渡信一編] {吉岡書店}
◆ 岩波講座物理の世界 (物理と情報7) 生物分子モーター [柳田敏雄] {岩波}
◆ シリーズ・ニューバイオフィジックス4 生物分子モーターの仕組み [石渡信一編] {共立出版}
◆ シリーズ・ニューバイオフィジックスU 10 生物物理学とはなにか [曽我部正博・郷 信広編] {共立出版}

◆ 創造する機械 [K・エリック・ドレクスラー] {パーソナルメディア}
◆ 見えない機械−細胞の構造とマイクロマシン [藤正巌] {オーム社}
◆ マイクロマシン−驚異の極微技術 [那野比古] {講談社現代新書}
◆ 別冊日経サイエンス138 ここまで来たナノテク {日経サイエンス社}

◆ カオスから見た時間の矢 [田崎秀一] {講談社ブルーバックス}
◆ 時間はなぜ逆行しないのか [D.レイザー] {日経サイエンス社}

◆ 皇帝の新しい心 [R.ペンローズ] {みすず書房}
チューリングマシン、そして宇宙とエントロピー。幅広く物理を俯瞰して、人工知能というテーマに迫る。

◆ ユーザーイリュージョン―意識という幻想 [トール ノーレットランダーシュ] {紀伊國屋書店}
前半にマックエスウェルの悪魔や情報の話が出てきます。
全体を通じての内容は、情報の流れから意識に迫る意欲作。

◆ 種の起源 [ダーウィン] {河出書房 世界大思想全集}
◆ 進化とは何か [J・ハックスレー] {講談社ブルーバックス}
◆ 利己的な遺伝子 [R・ドーキンス] {紀伊國屋書店}
◆ 生物進化を考える [木村資生] {岩波新書}

◆ 生命とは何か [E.シュレーディンガー] {岩波新書}
◆ 偶然と必然 [J・モノー] {みすず書房}
◆ 進化論は計算しないとわからない―人工生命白書 [星野力] {共立出版}
◆ 人工生命 [有田隆也] {科学技術出版}
◆ 遺伝的アルゴリズムの基礎 [伊庭斉志] {オーム社}


   参考リンク

インターネット上で参考にしたものは、数限りなくあります。
ここに紹介するのは、そのうちのほんの一部です。
こうした資料を作成、公開されている方々には本当に頭が下がります。

>> WWW pages of Hal Tasaki(田崎晴明)
学習院大学 田崎晴明先生のページ
日本語で書いた文章 -> 統計物理学の基礎をめぐって がたいへん参考になった。
その他、物理数学の講義資料や、役立つ資料がある。
近いうちに統計力学の教科書が出るらしい。 出ました。
    ・おまけの引用コンテンツ >> 実験編 ドクター田崎エンジン

>> 京都大学オープンコースウェア
「人類の文運をたかめ、地球の輝きに貢献する」べく、授業の資料が公開されています。
なんか京大って偉いです。
私はその中の、
  総合人間学部:
    ・シミュレーション概論 [早川尚男 准教授]
    ・熱力学 [冨田博之 教授]
    ・統計物理学 [冨田博之 教授]
 を参考にしました。

>> 計算発熱損失の最小値とその速度依存性 (PDF)
ランダウアーの原理に一抹の疑問を投げかける、量子磁束パラメトロンについての結果です。
こちら にメモを置きました。

>> 生物物理
日本生物物理学会の学会誌「生物物理」をOnLineで閲覧できます。
その中に、いくつか生物分子モーターに関する話題も含まれています。

>> 1分子ナノバイロジー ゆらぎと生命機能
(PDF, 3.1MB) 大阪大学 柳田敏雄
21世紀COEプログラム「極限量子系とその対称性」シンポジウム2007 の資料です。

>> しなやかな生体分子機械のしくみを1分子ナノ計測で読む
(PDF, 1.3MB) 大阪大学 柳田敏雄
グリッドシンポジウム in 関西 2003 (Grid Symposium in Kansai 2003) の資料です。

>> Brownian Motor Java Applet
Java Applet による Brownian Motor のシミュレーション。 こちらに 和訳ページを置きました。

>> 首都大学 LATTICE PROJECT
「ばねでつながれた格子(lattice)の運動をモデルとして、
力学系および幾何学と可積分系の理論の基本的な概念を理解することが目的です。」
実験編のシミュレーションや、Fermi-Pasta-Uramの実験について、参考になりました。

>> From Maxwell demon to Brownian motor
Brownian Motor のシミュレーションに関する論文。 こちらに 和訳メモを置きました。

>> Tierra
人工生命のプログラム。理論編 第7章で言及しています。

>> 生命と進化 リンク消失
[松野善雄]という方が作られた、個人サイトです。
独自の視点から進化というものを包括的に論じた、意欲的で興味深い内容です。


   マックスウェルの悪魔関連作品

>> マックスウェルの悪魔関作品など


   WEB素材

当サイトでは、以下で配布されているWEB素材を利用しました。
Coolな素材をありがとうございます。

あらたさんちのWWW素材集
タコの缶詰