ここで、気体分子に1枚の薄い板を取り付けます。 薄い板は、X方向にのみスライドして動くようにできています。 下の図には、気体分子に巧妙な棒を取り付けて、分子と板が連動して動くように描かれています。 こういった複雑な装置が想像し難いのであれば、とりあえず赤い部分は1つの塊となっているのだと思ってください。 つまり、図で赤く塗ってあるような形の1個の分子が、X方向に熱運動している、と考えてください。