Goodies
関連Goods
2008/03/20  
マックスウェルの悪魔に(広い意味で)関連があって、興味深いおもちゃを集めてみました。

   水飲み鳥

水飲み鳥

水飲み鳥です。別名「平和鳥」とも言います。
温度一定の条件下で動作する不思議な機関、ということで一部に着目を浴びました。
実際、すごく良くできたからくりだと思います。
(もちろん第二種永久機関ではありません、念のため。)

私がこの水飲み鳥を入手したのは、どんより曇った寒い日で、まったく動いてくれませんでした。
そこで、強制的にファンヒーターの前に持って行ったところ、おもしろいくらいカッコン、カッコンと動いたことを覚えています。

昔はあちこちでよく見かけたのですが、最近はあまり見なくなりました。
私はこちらのサイトから通販で入手しました >> テックジャム
他に、東京北の丸公園近くにある「科学技術館」で売っているのを見たことがあります。

   一方向回転子

一方向回転子

長さ10センチ程度の細長い、小さなプラスチック片です。
正しくは何という名前なのかは知りません。 名前がわかりました、「ラトルバック」です。
卓上に置いて揺らすと、必ず反時計回りに回転します。
決して時計回りには回転しません。
無理に逆向きに回そうとしても、回転は全体の振動に変わって、ほどなく反時計回りに切り替わります。
このおもちゃは私のお気に入りで、仕事机の上で時々回しては楽しんでいます。

一方向回転子

もともと人からおみやげにもらったものです。
なんでもニューヨーク近代美術館には、このおもちゃの元になっている巨大な石の彫刻があって、 実際に揺らして回すことができるのだそうです。
これと同じものが、上野の科学博物館の売店で売っていました。

   ぎこぎこ棒

ぎこぎこ棒

細い木の棒の先に、プロペラのように自由に回転するプラスチック板を取り付けたおもちゃです。
正式名は何と言うのか知りません。

ぎこぎこ棒

木の棒に刻んであるギザギザの溝を、別の木の棒でうまくこすると、その振動でプラスチック板が回転します。
こすり方にはコツがあって、まったくでたらめにこすってもプラスチック板は回りません。
上手い具合にこすると、プラスチック板はかなり勢いよく回ります。
プラスチック板は2枚付いているのですが、うまくすると、この2枚の板が反対向きに回転することがあります。
この「上手い具合」のこすり方を探して、ついギコギコとこすってしまう、単純で奥の深いおもちゃです。

   ソリトン発生装置

ソリトン発生装置

我が家にある「ソリトン発生装置」です。
具体的には、お風呂のフタの溝に水を入れたものです。
”ソリトン”と言うとなんだか高邁で難しいもののような気がしますが、実はありふれた身近な現象だということが体感できます。
細い溝の中に波を起こすと、波は形状を保ったままツツーっと溝の中を走ります。
端に達すると波はきれいに反射して、またツツーっと戻ってきます。
うまくすると4〜5回くらい、波が往復する様子が観察できて、とてもおもしろい。

ソリトンの発生

ソリトンという言葉を紙の上だけでしか知らない人、簡単な実験なのでぜひ一度お試しあれ。

きれいにソリトンができる容器は、いざ探してみると案外貴重です。
満たすべき条件は、

1.1次元に細長いこと
2.水深が浅いこと
3.ある程度大きいこと
の3つです。

3.について、あまり小さな容器だと水の粘性や表面張力が影響してうまくいきません。
また、容器があまりにも小さいと波がすぐ反対側に達してしまって迫力に欠けます。
あと、うまく反射するかどうかは、端の形状が大きく関係しているみたいです。

ページ先頭に戻る▲